• 2022.12.22
    「逃げるなら上へ」

    ドローンを飛ばしているとバードアタックや電波障害によるブラックアウトを何度も経験します。初心者は早く機体を自分の元に戻して安心したい気持ちが先立ち、飛行高度を下げる傾向にありますが、鳥は自分より高い位置にある物を攻撃しない習性があり、電波障害によるブラックアウトも高度を上げることで遮蔽物から逃れ障害を軽減することが期待できます。
    また、アンテナの向きも重要です。よくアンテナの先を機体に向けている人を見かけますが、これは大きな間違い。電波はアンテナの横から楕円状に放射されるため、面を機体に向けるのが正解です。
    電波強度を上げる八木アンテナや反射板は、放射の楕円が潰されるぶん電波到達距離が伸びる仕組み。より遠くまで電波が届くものの指向性が強くなる(範囲が狭くなる)ことに注意が必要です。
    写真は機体に対するアンテナの正しい向きです。

  • 2022.12.22
    「風上に向かって飛ばせ」

    ドローンを始めたばかりの頃は、風速計を見て風速5を厳守、ブラシモーターのトイドローンなら風速2ぐらいが安全な範囲と決めていました。しかしそんなに神経質にならなくても、ホバリングから風上に向かって少し進めれば、推進力と風のうねりは機体の挙動から判断できます。そこから高度を上げれば、風速が上がり風向きも変わる可能性大。まずは目の前でホバリングさせ、風上に移動させることで、フライトに適したコンディションかどうかを判断できます。
    いきなり目標に向かって飛ばしたいのは山々ですが、最初にこの試験飛行をすることがとても大切。フライトを中止する判断ができるようになれば、風に流されて機体をロストするリスクを大幅に軽減できるのです。
    私は最近、ラジコン固定翼を飛ばす機会が増えています。固定翼こそ風を読まないとあっという間に墜落です。

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