ドローンの墜落ロストの原因として、いちばん多いのがバッテリー残量不足です。DJI のインテリジェントバッテリーはアプリ上のバッテリー残量も比較的信頼できますが、多くのトイドローンやFPV のバッテリーは全く信頼できません。
バッテリー残量メーター、アプリ、送信機に表示される残量は参考程度に考えた方が無難。バッテリー残量は、できればバッテリーチェッカーやテスターで測定してから飛行することをおすすめします。
基本的には飛行前日か当日にフル充電したバッテリーを使用し、使いかけのバッテリーを使うのは止めましょう。リポバ ッテリーは、温度により実力を発揮できない場面が多くあります。一般的に「寒冷地低電圧」といい、温度が0度以下だと充電されないしエネルギーの放出も制限されます。寒すぎる場所では、DJIインテリジェントバッテリーをもってしても、残量が70%から20%に激減するなど当たり前。冬や寒冷地でのフライトの際は、使い捨てカイロ等でバッテリーを温めてから使うとよいでしょう。
また、劣化したバッテリーでも同じことが起きます。何よりもバッテリー残量を小まめにチェックしなが飛ばすことが重要です。万一に備え、初心者のうちは残量40%以下になったら目視範囲に戻し、着陸の準備に入りましょう。
低電圧による機体ロストは、バッテリーの不具合が原因ではなくドローンパイロットの知識と力量不足です。腹をたてる前に、準備と整備に抜かりがなかったか今一度ご確認ください。

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