ドローンには、一般的にブラシモーターまたはブラシレスモーターのいずれかが使われています。

  • ブラシモーター(DCモーター):モーター内部で電極(ブラシ)と整流子(コミューター)を接触させ、磁石の反発により機械的にモーターを回転させています。
  • ブラシレスモーター:ブラシがなくESCトランジスタなどの電子回路を使い、電流の切り替ええによってモーターを回転させています。接触によるブラシの消耗がないので耐久性に優れ、構造上パワーが出しやすいことが特徴です。

ブラシモーター搭載のトイドローン(Tello等)は、連続使用に弱いため、適宜休ませながら飛ばしましょう。また、モーターは基本的に消耗品と考え、スペアを用意しておいたほうが無難です。ブラシモーターのドローンはパワーが弱いため、基本的に屋内用。風に非常に弱いので、屋外では少しの風でも流されてどこかに行ってしまう危険性があります。ちなみに、DJI の機体は全てブラシレスモーターを採用しています。

[自作機やFPVをはじめる方のご参考に: KV値とは?]

KV値は電圧1Vに対する1分間の回転数(rpm)をいいます。例えば、7インチフリースタイルドローンの場合、1800KVで4セルバッテリーは3.7V×4=14.8、1800×14.8=26,640。つまり1分間の回転数は26,640rpmです。

[自作機やFPVをはじめる方のご参考に: Tとは?]

ローターへのコイルの巻き数=ターン数のことで、回転数やトルク以外にモーターの性能を示す値です。コイルの太さや巻き方で特性は変わりますが、基本的にターン数が少なくコイルが太いものは、ハイパワーで電力消費も大きくなります。

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