ドローンには、ジャイロセンサー、加速度センサー、大気圧センサー、GPS、オプティカルフローセンサー、衝突防止センサー等さまざまなセンサーが搭載されています。どれも便利な機能ですが、頼り切ってしまうと落とし穴があります。
衝突防止センサーは、小枝や電線を感知しきれなかったことによる接触事故が多発しています。また、狭いところを潜れなくなるという欠点もあります。
オプティカルフローセンサーは、水上低空飛行で誤反応を起こしやすく、水没事故を起こしがちです。
GPSは屋内では信号を捉えられないため、機種によっては室内で飛ばせないことも。また環境によっては不正確な情報が事故の原因になりかねません。
大気圧センサーは、三次元の滑らかな飛行を阻害する要因になります。
加速度センサーが利いている機体では、宙返りやダイナミックな飛行ができません。
どれも素晴らしい補助機能を発揮するセンサー類ですが、特性をよく理解し、センサーに頼るのではなく便利な道具として活用することが、安全な運航につながる秘訣だと思います。
なお、フライト前にはRTH(Return to Home)の高度設定も忘れずに。帰還途中で障害物に当たり帰ってこない事例もよく見られます。

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